風俗店で働いている風俗嬢がクビになるケースは、けっして多くはありませんが、場合によってはクビになる場合も当然あります。
「クビになっても、別のお店で働けば良いや」と考えるかもしれませんが、何度もクビになるようなことを繰り返すと、だんだん働けるお店が少なくなってきてしまい、女の子にとっては良いことはありません。

そもそも風俗店をクビになってしまうのは、ほぼ100％女の子のほうに原因があります。
つまり「どんな理由で風俗嬢が風俗店をクビになるのか」を知っておいて、それと同じことをしなければ、まず風俗店をクビになる心配はない、ということですね。
またクビにならないような働き方をするための対処法を知っていれば、より安心です。
いきなり風俗店をクビになって困ってしまわないように、しっかりと知識を身につけておいてください。

風俗嬢が風俗店をクビになる原因にはどのようなものがある？

風俗嬢が風俗店をクビになる原因は、女の子のほうに原因がある場合がほとんどです。
それらの原因について説明する前に、そもそも風俗嬢と風俗店はどのような関係になっているのか、を知っておくべきでしょう。

まず女の子は、面接を受けるなどして風俗店に在籍して風俗嬢として働きます。
しかしそれは「外部委託」の形であることがほとんどで、その風俗店の「店員」「社員」として雇われているわけではありません。
めちゃくちゃ簡単に言えば「風俗店は風俗嬢に働く場所を提供しますよ」、そして「風俗嬢は風俗店に場所を提供してもらって、代わりに稼ぎの一部を渡しますよ」という関係になっています。
つまり風俗店からすれば、風俗嬢に問題があったらすぐに業務委託契約を解除する、つまりクビにできるわけです。

もちろん、何の問題もない女の子をいきなりクビにするような風俗店はありませんが、問題があったらすぐにクビにされても文句は言えない、ということは覚えておきましょう。
ただし逆に言えば、風俗嬢も在籍しているお店がイヤになったら、あっさり別の風俗店に移籍できるわけですから、立場としては対等だと言えますね。

①当日欠勤や無断欠勤などが多い

自分の好きなペースで、好きなタイミングで働けるのが風俗のお仕事の良いところです。
しかしだからと言って、働く予定だった日に急に休む「当日欠勤」はするべきではありません。
急な体調不良などで仕方がない場合もあるでしょうが、その場合もきちんとお店に連絡して休みましょう。
連絡せずに休む「無断欠勤」は、風俗嬢が一番やってはいけないことです。

風俗店は女の子の出勤予定をあらかじめホームページなどで公開し、お客さんからの予約を受け付けています。
その状態で肝心の女の子が当日急に欠勤してしまったら、その予約を断らなければならなくなるため、風俗店にとってはかなり大変な作業になってしまうわけですね。
とくに「無断欠勤」をされてしまうと、女の子が出勤するのかしないのかすらわからないので、余計に大変なことになります。

こういった点から「当日欠勤」「無断欠勤」を何度もするような風俗嬢は、風俗店にとって迷惑な存在になりかねないため、クビにされてもおかしくないわけです。

②お客さんとのトラブルを頻繁に起こす

クビになる風俗嬢の特徴として、お客さんとのトラブルを頻繁に起こすタイプ、というものもあります。
トラブルの原因としては、お客さんに対する「接客態度が悪い」、または「きちんとサービスをしてくれない」など、お客さんが不満を持つケースが多くあります。

風俗嬢のお仕事は、お客さんを満足させるサービスを提供することですから、どんな理由があろうともそれができなければ、文句を言われても仕方がありません。
不満を持ったお客さんは、その風俗店を利用しなくなってしまうだけでなく、インターネットの口コミなどでお店に対する悪い評判を広める場合もあります。
そうするとほかのお客さんにも悪い影響があるわけですから、風俗店としてはお客さんとトラブルを起こすような風俗嬢はクビにしたくなっても不思議ではありません。

③風俗店のルールを守らない

風俗店には、そのお店ごとのルールがありますが、そのルールを守れない風俗嬢は当然クビの対象になります。
たとえばほとんどの風俗店は、風俗嬢がほかの風俗店に掛け持ちで在籍することを禁止しています。
これは風俗嬢が複数のお店に掛け持ちで在籍すると、お客さんがもう片方のお店に取られてしまうのではないか、という疑念があるためです。

またお客さんとお店を通さずに直接会ってお金をもらう、業界で「裏引き」と呼ばれる行為や、ソープランド以外の風俗で本番行為をするのも、重大なルール違反。
風俗店だけでなく、同じお店に在籍しているほかの女の子にも迷惑をかけることになりかねない行為です。
お店としては、ほかの女の子だけでなくお店自身を守るためにも、ルール違反をした風俗嬢はクビにしなければならないわけです。

風俗嬢が風俗店をクビにならないためにはどうやって仕事をしていけば良いのか

風俗嬢が風俗店をクビにならないためには、仕事に対して真面目に取り組む、この一言です。
これは風俗に限ったことではなく、世の中のどんなお仕事でも同じこと。
具体的にはどんなことを考えてお仕事をしていけば良いのか、ポイントをご紹介します。

①無理に出勤日を増やさない

急な当日欠勤をしないように、無理に出勤日を増やさないようにしましょう。
風俗嬢は、出勤して働けば働くほど収入が増えるお仕事ですので、つい多めに出勤を入れて稼ごう、と考えてしまいがちです。

しかし風俗のお仕事は、精神的にも肉体的にも負担が大きいお仕事ですので、あまり出勤日を増やしすぎると体調不良なども起こしやすくなってしまいます。
疲れが溜まった状態で出勤すると、お客さんへのサービスもしっかりおこなえない、なんて悪循環に陥ってしまうこともあります。
無理にお仕事を入れずに、休むときはしっかり休んで、万全の体調で出勤できるようにすれば、急な当日欠勤もなくなるでしょう。

②接客態度やサービスを充実させる

風俗嬢がお客さんに対して、接客態度やサービスを充実させると、当然の話ですがクビになる可能性はまずなくなります。
そもそもお客さんは、お金を払って風俗店に遊びに来ているわけですから、接客態度やサービスを充実させるのは風俗嬢としては当然のことです。
お店やお客さんからの評判が良くなるだけでなく、それが人気風俗嬢としての評判にもつながっていくわけですから、風俗嬢にとってもメリットがある、と言えるでしょう。

しかしもちろん、理不尽な要求をするお客さんや、態度の悪いお客さんに対してペコペコする必要はありません。
とは言っても、その場で文句を言うなどは避けるべき。
あとでお店に報告してNG客にしてもらうなど、直接お客さんと揉めるのではなく、お店に間に立ってもらうようにしましょう。

③風俗店のルールはしっかり守る

これも当然のことですが、在籍している風俗店のルールはしっかり守るようにしましょう。
ルールを破るのは、一発でクビになってもおかしくない問題行動です。

逆に言えば、当日欠勤やお客さんとのトラブルは、何度も繰り返したりよほどの問題になったりしなければ、そう簡単にはクビにはなりません。
お店のルールを破るのはそれだけ大変な行動であり、業界内で風俗嬢としての自分の評判も下がるかもしれないくらい、やってはいけないことだと心得ておきましょう。

もし風俗嬢が風俗店をクビになってしまったらどうする？

風俗嬢が風俗店をクビになってしまった場合、そのクビを撤回してほしいと考える女の子もいるかもしれません。
しかし風俗店のクビは、撤回されることはまずない、と考えておくべきでしょう。

先にも説明しましたが、風俗店と風俗嬢の関係は「外部委託」形式ですので、会社と会社員のような関係とは違います。
会社員であれば、弁護士や労働基準局へ訴えればクビを撤回される可能性もありますが、風俗嬢だとなかなかそれも難しいでしょう。

もしクビになったら、あきらめて次のお店をすぐに探したほうが、時間も無駄になりません。
もちろん、またクビにならないように「どうしてクビになったのか」をしっかり考えて、同じことを繰り返さないようにするのが大前提です。
言ってしまえば、風俗店は日本に星の数ほどありますので、万が一クビになったら心を切り替えて、新しい環境で働くのが一番ですね。

まとめ：風俗店をクビにならないように考えながらお仕事をしよう

風俗嬢が風俗店をクビになるケースは多くはありませんが、ゼロでもありません。
クビになる場合はほとんどの場合、風俗嬢に原因があるので、クビを撤回してもらうのも難しいでしょう。

とは言っても、真面目にお仕事をしていればクビになることなどまずない、と考えて大丈夫です。
しっかりお客さんが満足してくれるようなお仕事をしていれば、自分の風俗嬢としての評判も上がって収入も増え、一石二鳥と言えます。

万が一クビになってしまった場合には、切り替えて次のお店でクビになった理由を反省・修正して、あらためて風俗嬢として頑張って働いていくようにしましょう！

○著者情報
蒼木リュウスケ
大学在学中からエロ本出版社でアルバイトをスタートし、その後某大手AV制作会社に転職。さらにフリーのアダルトネタ専門ライターに転身と、エロ仕事のみで人生を生きてきたプロのエロ仕事師。エロ仕事をしすぎて、逆に性癖がノーマルになってしまった四十路です。